留学時に誰もが経験する?!~カルチャーショック&ホームシックのメカニズムと対処法とは~

皆様こんにちはAllieです🌹 本日は留学経験者なら一度は通るであろうホームシックとカルチャーショックについて現地で学んだ経験を交えてそのメカニズムと対処法をご紹介したいと想います。留学のみならず、ワーホリや長期で海外渡航される方にも役立つ内容だと思うのでぜひ参考にして頂ければと思います。

私はイギリスの大学の授業で”Language, culture and interpersonal relationship”という異文化理解に関する授業を受けました。その中の一部でホームシックやカルチャーショックのメカニズムなどについても学びました。その内容をわかりやすくご紹介していきたいと思います。

ホームシックとは?

ホームシックとは一般的に「故郷を離れて違う風土・習慣になれずに強く憂鬱になること」という意味です。カルチャーショックはホームシックのメカニズムの中で発生する1つのフェーズで、異文化に見たり触れたりした際に習慣・考え方などに関して母国文化の常識と大幅に掛け離れていたりするために心理的なショックや戸惑いが生じることを指します。

ホームシックのメカニズムを説明する理論は主に2つあります。

異文化適用U字曲線

異文化適応U字曲線」とは、留学に来てからと帰国するまでをグラフで表すとU字になっていることから、このように呼ばれています。

「ホームシック U字グラフ」の画像検索結果

縦軸が気分の上がり下がり、横軸が時間の経過を表しています。

このグラフには主に4つの段階があります。左からハネムーン期カルチャーショック回復適応期です。

ハネムーン期とは、留学に来てばかりで周りのすべてが新鮮に見えてワクワクしている状態です。それからしばらくしてなるカルチャーショックとは、しばらくして環境に慣れたころに起こる現象で自国の文化と留学先での文化を比較して留学先での文化の嫌なところに目がつくようになる時期です。その後の回復の段階では、文化の違いを徐々に認めて受け入れるようになる時期です。そして適応期では異文化の中に上手く適応できるようになり、普通に暮らせるようになる段階をさします。

異文化適応W字曲線

上記で説明した古くからある異文化適用U字曲線に加えて、もう一つの説はW字で表されている「異文化適応W字曲線」です。

「homesick w graph」の画像検索結果

W字曲線グラフは、上のU字グラフだけでは不完全であるとして新たに考え出されたグラフです。異国にいる間だけを表しているU字グラフに加えて帰国後の状態も含まれているグラフです。異文化に適応したのちもう一度ハネムーン期になり、その後帰国によって自分が適応してきた異文化と自国の文化との違いに逆カルチャーショックを受ける段階。またそれにもう一度適応していく段階が含まれます。

ホームシック&カルチャーショックに対する対処法とは?

ホームシックやカルチャーショックの発生を完全に防ぐことは難しいですが、以下の7つの方法から多少は軽減することが可能です。

1.異国文化に過度な期待をしない
 


カルチャーショックは、自分がこれから滞在する国に対して過度な期待をしすぎると現実とのギャップでカルチャーショックがより大きくなってしまうことがあります。そのため、どこの国でもマイナス面はあるし自国とは違うのだということを最初から頭に入れておくことがカルチャーショックの度合いを軽減する1つの方法です。

2.その国に滞在している同じ境遇の日本人と話す

ホームシックやカルチャーショックはその国に同じように滞在している日本人なら同じように感じている人も多いはずです。さらに、その国の言語があまり話せないなどの場合はより一層孤独を感じてしまうことが多いと思います。そのため同じように現地で生活している日本人の友達をつくり、たまには日本人同士でお互いの感じていることなどを共有し合うことで一人で思い悩む時間を減らすことにつながるはずです。

3.SNSを活用する
 


ホームシックは特に、急に家族を離れて初めて一人暮らしを異国でする方がなることが多いと思います。時差の関係で常に連絡することは難しいかもしれませんが、SkypeやLINEなどいつでもコミュニケーション(テレビ電話など)をとることは可能です。SNSを積極的に利用して連絡をとることで寂しさなども少しは軽減されるのではないでしょうか。

4.次の帰国日を決める
 

ホームシックで一番辛いのは次にいつ帰国できるのかわからないときです。長期滞在の予定の場合でも次にいつ一時帰国できるのかを明確にしておくことでそれまでは頑張ろうというモチベーションにもつながると思います。

5.現地の何でも話せる友人をつくる

こちらは2の同じ境遇の日本人と話すというのと少し似ていますが、異なるのは現地に住んでいる現地出身の友人をつくるという点です。現地に詳しい分、困ったときに助けてもらえることもあります。異国の地で不安な中、誰か頼れる人がいると思うだけで少し気持ちが軽くなると思うのでメンタル面もセーフガード的な役割にもなってくれます。

6.カウンセラーなどに相談する
 

もし留学先の学校などでカジュアルに相談できるカウンセラーなどがいるのであれば活用してみるのも一つの方法だと思います。ちなみに私が留学していた大学にはnight lineといって夜、誰かに話したいときに無料で話を聞いてもらえるという生徒によって運営されているカウンセリングサポートがありました。もし身近に相談出来るような場所があるのであれば、カウンセリングサービスを活用して自分の気持ちを聞いてもらうことで気分がすっきりすることも多いのでオススメです。

7. 日記に思いを打ち明ける
 

身近に相談できる人がいない!という時は、自分の思いを日記などで言語化してみるのも1つの手段です。日記を書くことで自分の頭の中が整理できて、悩んでいることが『そこまでたいしたことではないかも!』と思えることもありますし、自分の思いを可視化することで解決策がみつかることもあります。そのため、『人に打ち明けるほどではないけど、モヤモヤしている』などの場合は日記などに思いを打ち明けてみるのもオススメです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?ホームシックやカルチャーショックは異国に滞在する人なら誰もが経験することだと思います。上記でご紹介したメカニズムを理解し、対処法をうまく活用して頂くことで皆様が充実した日々を送れることを願っています。それではまた~

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