イギリス留学を通じて学んだ『物に対する意識と環境問題』について

こんにちはAllieです🌹 

突然ですが、皆様は「物」をどのような基準で購入されていますか?物を購入する理由は人それぞれだと思いますが、購入する物の傾向は時代と共に変化しているように思います。

昔は、壊れても修理して再利用するという文化がありました。そのため最初に買う物にはある程度のお金をかけ、その物が壊れても修理して繰り返し使われていました。しかし、大量生産で安価に物が手に入るようになってからは100均、ファストファッションなどの使い捨て文化が主流になってしまいました。同じ物であっても大量生産されているものと手間や時間をかけて作られた良い物とでは当然ながら物のたどる運命やその物の取り巻く環境が大きく異なります。

本日は、そんな物についてイギリス留学の経験から学んだことも踏まえて『物と環境問題との関わり』という観点から考えていきたいと思います。

別に学者のような難しいことを述べるつもりはありませんので、気軽な気持ちで読んで頂ければ幸いです。そして、この記事が皆様の価値観を少しでも広げる要因になれば嬉しいです。

物に対する考え方

一般的に販売されている物には多く分けて2つの特徴があると思います。一つは、大量生産された安い品物。もう一つは、歴史背景や作り手が直接関わっているような品質の良い品物。

大量生産された物の特徴
 

大量生産された安い商品は、大量販売されることが前提として作られています。そのため、消費者がすぐにまた新しいものを買うように壊れやすかったりクオリティーが追求されていなかったりします。つまり、長持ちするような物は販売の意図に反するということです。壊れたり、使えなくなった物はたいてい捨てられることになってしまいます。なぜなら、大量生産で安く作られている物は一度購入されるとその物の価値が落ちてしまうからです。

良い物の特徴

大量生産された物と比べて良い物とはどのような物でしょうか?良い物とは年月が経ってもその価値が長続きする品質の良い物のことであると考えます。また多少壊れても修理して使い続けることができる物です。購入時は大量生産されているものと比べて多少のお値段は張るかもしれませんが、その分質も高いため長い間使用することができます。大切に使われていれば、ゆくゆくは子孫にまで受け継がれることもあるかもしれません。また、たとえ手放すとなったとしても価値が存続しているため購入したときとあまり変わらぬ価格で売ることも可能な場合もあります。

イギリス留学時の気づき

私自身も昔は安い物でも量がたくさんある方が良いと思っていました(特に洋服とか!)。でも留学を機に物に対する考え方が少し変わりました。

日本では新しい物の方が価値があるとされることが多いように感じます。新築の家でも古くなると価値が下がります。しかし、アンティークのものに価値があるようにイギリスでは古くて歴史のある物の方が価値を持つ物が多いです。そのため新しい建物よりも古い建物方が価値が高かったりします。

イギリス留学中のある日、私がパウンドランド(日本でいう100均のようなところ)で買い物をしようとしたところイギリス人から「なぜ、すぐに壊れてしまうような安い物をわざわざ買うの?」って聞かれたときにハッとしたんです。

確かに、安い物であれば欲しいと思ったときにすぐに買ってしまう傾向があるけれどその後それを本当にずっと大切にしているかといえばそうでもないかもと気づきました。逆に、最初に投資をしていると考えれば大量に物を買うことを我慢して品質の良い物を何十年も使う方が物への愛着も湧きますよね✨

『安物買いの銭失い』ということわざにもある通り、長い目で見ると安い物を大量に購入するのにかけるお金と良い物を購入するのにかけるお金は変わらなかったりします。加えて、後々まで価値が長続きすることを考慮にいれると良い物の方がむしろコスパが良いかもしれません。

物と環境の関係は?

ニュースがコロナに占領されるまでは海外の自然問題(オーストラリアやアマゾンの山火事など)がメディアで取り上げられていましたね。

皆様は身の周りの環境問題についてどれくらい関心をお持ちでしょうか?

  • 自分一人が何かしたところで国が施策などを行わない限り何も変わらないだろう
  • 環境問題は自然に起こる現象だから自分の行動は関係していない

などど考える方も中にはもちろんいらっしゃるかと思います。しかし、私たち人類が地球で生活している以上は環境問題に多少なりとも関心をもつ義務があると思うのです。

物のたどる運命

物の話に戻ると、物を買った時点でその物は自分の手元にやってきます。しかし、買った物が最終的にどのような道筋をたどっていくのかまで想像したことがありますか?個人的には基本的物のたどる運命は主に3パターンあると思っています!

  1. 寿命が尽きてしまい修理するほどのものでもないため処分されてしまう
  2. 壊れてしまったが、良い品であるため修理に出して引き続き使い続ける
  3. 不要になったが、処分はせずに他の人に譲る又は売る

最近はコロナの影響で自粛期間中に断捨離をする人が増えましたね。自分の周りに不要な物がたくさなんあると気づいた方も多いのではないでしょうか?

今ではメルカリなどのサービスが普及したため、欲しい人に不要になった物を簡単に売ることができるようになりました。それでも出品した物が全て売れるとは限りません。

環境問題へのアプローチ
 

安く手に入れたものは当然クオリティーも値段に比例するため寿命も短いです。そして使えなくなって捨てられた物は環境に負荷をかけてしまうことになります。

例えば、衣料品だけでも年間100万トンもが日本国内でリサイクルされずに廃棄されているという事実があります。これは約33億着にも相当するらしいです…💦 衣料品だけでこんなに廃棄されているんですから他の不要品と合せるととんでもない量の物が廃棄物として環境に負荷をかけていることがわかります。

環境問題に対して何らかのアクションをとりたいけれど何をすれば良いかわからないという方は、物を買うときの意識を少し変えてみるだけで将来的に環境負荷を減らすことに繋がります✨そして環境問題を考慮できるだけでなく、無駄遣いが減る、整理整頓がしやすくなる等々いいことだらけですね😉

まとめ

いかがでしたでしょうか?物を買うときに自分が買った物のたどる道筋を意識してみるだけで環境問題へのアプローチの一つにもなるということがご理解頂けたでしょうか?これを機に少しでも物に対する価値観が広がったと感じてもらえたら嬉しいです💗 それではまた~🙋 See you soon😊

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